クリスマスのプレゼント、お年賀、また、クリスマスカードや年賀状を準備していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

心のこもったプレゼントや、ありがとうということばの添えられたカードをいただくと、とても嬉しくなります。皆さんは「ありがとう」ということばを日常生活で、ご自分のお宅でよく使われていますか。

 

取引先、同僚、友人などの他人には、よくありがとうということばを使うけれども、身内には照れくさくてあまり言わないという方はいらっしゃいませんか。妻、夫、子ども、親、兄弟は身内なので、改めてありがとうということばを口にするのは恥ずかしい、他人行儀だと感じる方たちも多いかもしれません。ありがとうなんてわざわざ言わなくても、身内だから分かっているはずだと思いこんでいませんか。「言わないで察する」ほうがかっこいいという日本文化で育ってきた私たちは、ことばでなく、行動や態度で感謝を示しあうことに慣れてしまっています。特に、ありがとうということばを身内にはケチっていませんか。

 

ところが、実は「家族だからこそ、ありがとうと言ってほしい。」、「私が家族のためにしていることを、いったい家族がどんな風に受け入れているのか、反応がないので、よく分からない。」「ありがとうということばをもっと聞けたら、愛情をもっとはっきりと確認できるのに。」「ありがとうということばは励みになる。」とありがとうということばを心から切望している人たちも、実は多いようです。健康的なコミュニケーションの観点から見ると、はっきりことばにしないと、ありがたいという気持ちは相手になかなか正確に伝わりません。

 

たとえば、家族がゴミを捨てに行ってくれたら、「どうもありがとう。助かるわ。」とことばで感謝の気持ちを伝えたとします。そうすると、これを聞いた相手は、「この行動は相手に感謝されるんだな」と再認識し、ほめられると嬉しくなるので、またやろうという気持ちに自然になります。ゴミ捨てをしなかったときにしないことを責められるより、このようにゴミ捨てをしてくれたときにほめられたほうが、おそらく将来、ゴミ捨てをすることに抵抗がなくなることでしょう。これは夫婦間でも親子間でも、人間関係で、よく見られることです。子どもがお手伝いをしてくれたらその場でほめることは、お手伝いをしないとしかるより、お手伝い行動を促進させるためにより効果的なのも同じです。心理学の多くの研究で、このような「正の強化」の効果を証明する結果が出ています。アメリカ人の親が子どもをよくほめるのも、この効果を意識しているからです。

 

私は、身内である家族がしてくれたことを、あたりまえだと思いません。「自分とは違う存在のあなたが、私のためにしてくれた。そのことはほんとうにありがたいわ。」という意味を込めて、ありがとうを言っています。その場で言えなくても、後で、「さっきしてくれたのね。どうもありがとう。助かったわ。」というようにしています。

 

また、小林正観氏は、ありがとうということばを繰り返し言うと、ありがとうという言葉の波動で自分自身の健康が高まり、人間関係も良くなる、人生が好転すると説いています。

 

今日の私のブログをお読みくださってどうもありがとうございます。ありがとう。ありがとう。2009年よ、ありがとう。


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